「ナガヤには著作権がない」と写真をパクった張本人が主張する不思議な裁判の日時が決定! 著作物にかかわるすべての皆様、傍聴へ来てください!

 フードカメラマン兼ライター(株式会社つむぐ代表)の筆者と “写真泥棒” との戦い。ついに本戦のゴングが鳴ります。
nameken 2026.01.17
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 昨年9月から、クリエイターが文章や画像、音声、動画などの投稿、共有ができるメディアプラットフォーム「note」をはじめた。とはいえ、「はてなブログ」で毎日更新している私のブログ「永谷正樹、という仕事。」をまるっとコピーしているだけだが。

 noteをはじめたのは、私の拙い文章を編集者やクライアントに見つけてもらって、仕事に繋がればという願いからだが、同業者と交流できればという思いもあった。実際、noteのユーザーにwebライターや取材ライターはかなり多い。

noteユーザーのライターの多くは副業か?

 しかし、というかやっぱり今どきのライターの仕事のスタイルは、古いタイプのライターである私とはまったく違っていた。多くはネット上で見つけたライター募集の案件に応募して、テストライティングをクリアして、初めて仕事を受注することができるようだ。

 しかも、テストライティングはノーギャラ。受注したとしても1文字1円、2円の文字単価。3000字書いたとしても3千円〜6千円。年中無休で毎日1本書いたとしても、9万円〜18万円。どう考えても、これでは生活できない。おそらく、大半が別に本業があって、副業としてライターの仕事をしているのだろう。そうとしか思えない。

 それはカメラマンも同じで、平日に本業をこなす傍らで週末のみSNSなどに使うプロフィール写真や家族写真を撮影している人もいる。撮影料を貰っているからプロといえばプロということになるが、本業で写真撮影の仕事をしている人は私も含めて複雑な気分になるのは否定できない。

私、ナガヤのnote「永谷正樹、という仕事。」のクリエイターページ。noteユーザーの方はフォローしてください ♪

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 週末カメラマンの多くは、3000円〜5000円と驚くほどの低価格で仕事を請けている。それは本業カメラマンとの差別化を図っているのだろうが、迷惑であることこの上ない。1文字1円、2円で仕事を請ける副業ライターがいるから、われわれの本業ライターのギャラが一向に上がらないのと同じで、本業カメラマンも撮影料を値上げすることができない。私もかれこれ10年以上も撮影料は据え置きのままである。

 noteに話を戻そう。こんな風だから、同業者と交流することはできていない。というか、もはや交流するのは無理だと諦めている。交流するのは、「なごやメディア研究会」の仲間だけでいいやと思う。

テンプレ化するライターのnoteは面白くない

 では、noteのユーザーであるライターたちは、どんなことを書いているのか。これが面白いことに、判を押したように皆、内容が同じなのである。いちばん多いのは「私はこうしてライターになりました」とか「単価の高い仕事の受注方法」などのノウハウ。

 すでにライターを生業としている私にとってノウハウは必要ないというのもあるけど、読んでもまったく面白くない。仕事を発注する側の編集者が読んで、はたしてこのライターに仕事を依頼するだろうか。甚だ疑問である。

 これまでどんな文章を書いてきたかのポートフォリオにnoteを活用しているライターも多い。webメディアに署名記事を書いているライターの文章はそれなりに読むことができるものの、ポートフォリオなのに医療や投資、不動産などやってみたいジャンルしか載せていない人もいる。これではポートフォリオの意味がない。

 ライターにとって文章力はあって当たり前。必要なのは、企画力や営業力だったりする。それをPRするのがもっとも効果的だと思うから、私はブログを毎日更新している。その日の出来事を日記として書くこともあれば、その日にふと思ったことを綴ることもある。私が何を考えているのかを毎日発信することに意義があると思っているのである。そのあたりの私の考えは、noteのみで公開している記事、「私が毎日ブログを書くわけ」をご覧いただきたい。

相手方弁護士が珍説を展開したせいで簡裁から地裁へ

 さて、2日ほど前に裁判所から連絡があり、某製麺会社との名古屋地方裁判所での裁判の日時が令和8年2月18日(水)10時半に決まった。事件番号は、令和7年(ワ)6203号。

 前回の記事をお読みいただければわかると思うが、もともと私は簡易裁判所で結着をつけようと思っていた。ところが、相手方弁護士が「写真の著作権が移転している可能性がある」、つまり写真の著作権が撮影した私ではなく、撮影を依頼したクライアントにあるという珍説を展開したことで、簡易裁判所ではなく、地方裁判所で知財裁判の経験が豊富な裁判官の手に委ねることになったのだ。

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