永谷正樹の「モヤモヤするでいかんわ!」その3・「麺が冷めてまうがや!」セルフうどん『どんどん庵』で私がモヤモヤする理由

日々の暮らしの中で感じた「モヤモヤ」を私一人で抱え込むのではなく、ここで吐き出すことによって、読者様に共感していただくことが、この連載の狙いである。
しかし、モヤモヤも人それぞれ。私のモヤモヤが人によってはまったく平気かもしれないし、逆にブチキレ案件である可能性もある。
モヤモヤは、人としての器の大きさと深く関係しているのではないか。日頃から女房に「あなたは人として小さい」と呆れられている私は……やかましいわっ!
『どんどん庵』歴45年のこだわり
例えば、セルフうどんチェーンの『どんどん庵』でのモヤモヤ。
おっと、読者様の中には愛知県外にお住まいの方もいらっしゃるかもしれないので、『どんどん庵』について触れておこう。県内在住の方にとっても、初めて知る『どんどん庵』雑学があるかもしれない。
『はなまるうどん』や『丸亀製麺』など、今やセルフうどんチェーンは全国各地にある。出店は2002年頃から2008年頃にかけてがピークだったようだが、それよりはるか前の1978年、名古屋市東区大幸に第1号店がオープンしたのが『どんどん庵』である。現在では愛知県、岐阜県、三重県に27店舗を展開している。
モデルにしたのは、古くからセルフうどんというスタイルを確立していたさぬきうどんではなく、岡山にある店を参考にしたという。『どんどん庵』を運営するサガミチェーンの創業者がたまたまその店に入り、「これはビジネスになる!」と確信したそうだ。
現在、うどんときしめん(いずれも並)は390円、そばは450円で販売しているが、創業時にはうどんが100円だったという。私が『どんどん庵』デビューした中学生の頃は、まだ100円だったかもしれない。

『どんどん庵』の「きしめん(並)」に「野菜のかき揚げ」をトッピング。たっぷりのネギとともに天ぷらをいただくのがツウ好みの食べ方だ=筆者撮影
無料の薬味としてネギとショウガ、ワサビを用意しているが、昔は天かすや花がつおも入れ放題だった。いつもそれらをテンコ盛りにして食べた。父や母と一緒に行くこともあり、そんなときはちくわ天とコロッケをのせた。つゆを吸いまくって衣がダラダラになったコロッケが、やたらと旨かった。
『どんどん庵』では決まってうどんを注文した。おそらく、いちばん安かったからだと思う。きしめんのおいしさにハマってからは、きしめんしか注文しなくなった。
いったいいつになったらナガヤがモヤモヤした話になるのかと、モヤモヤされている読者様も多いだろうが(笑)、もう少し付き合っていただきたい。
『どんどん庵』歴45年の私が、おいしいきしめんの作り方を伝授しよう。
まず、カウンターできしめんを選び、茹で釜で麺を茹でる。その際、丼に茹で汁を入れて温めると、より美味しく食べられる。茹で時間は12秒くらい。そばも同様だ。うどんは麺が太いので、きしめんやそばよりもやや長めの18秒。
空腹時のナガヤは人として小さい
大変長らくお待たせしました。ここからが私のモヤモヤポイントである。