報道実務家フォーラムなど配信/フジテレビの行方を議論【なメール2025年2月号】
名古屋・栄の名古屋市市民活動推進センター集会室で開かれた「報道実務家フォーラム in 名古屋2025」の様子。配信担当は関口と夏目カメラマン
全国からオンラインを含めて80人以上が参加。ホームレスに対する岐阜市のずさんな対応を明るみに出した岐阜新聞の連載取材チームや、「揺さぶられっ子症候群(SBS)」を巡る「虐待冤罪」の構図に迫った関西テレビ記者、知的障害者の不妊処置という難しいテーマに挑んでスクープをものにした共同通信の若手記者などが、それぞれの取材の舞台裏や苦悩を明かしました。
基本はマスコミ内のチーム取材の成果ですが、フリーランスの活動にも大いに参考になり、懇親会を含めて参加者と招待枠のなメ研メンバーとの交流が図られました。フォーラム事務局の皆さん、参加者の皆さん、ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。
名古屋駅前のウインクあいちで開かれた「全国フェミニスト議員連盟ウィンターセミナー2025 in 愛知」。こちらも関口と夏目カメラマンでハイブリッド配信を担当
先月19日には名古屋駅前のウインクあいちで開かれた「全国フェミニスト議員連盟ウインターセミナー」の配信を請け負いました。
当初は昨年8月の開催予定でしたが、台風の接近で延期され、ようやく実現。パワフルな女性議員さんたちの熱い議論を裏方から支えさせていただきました。
普段の会見中継などのスキルを生かした映像配信も、事業の柱の一つとなりつつあります。
◎原発と社会、そしてメディアは?
4日後の23日には、法人会員である「CRN(中部異業種間リサイクルネットワーク協議会)」がドキュメンタリー鑑賞会&新年交流会を開催。NHKディレクターとして能登半島の珠洲原発計画やチェルノブイリ原発事故を追った七沢潔さんが、原子力政策における社会の「ゆがみ」やメディアの役割について講演をされました。こちらも大変、刺激的で学びの多いお話でした。
今後もさまざまな団体とつながりをもって、メディアと社会について学び、話し合える場を設けたいと考えています。
名古屋市北区のソーネおおぞねで原子力と社会をテーマに講演する元NHKディレクターの七沢潔さん
世間を騒然とさせているフジテレビの問題については、臨時のスレッド(サポートメンバー限定掲示板)を立ち上げて議論しています。
10時間半の会見の意義やフリー記者のふるまい、文春報道の是非まで論点ごとに掘り下げています。よろしければぜひご意見お書き込みください。
◎「震災30年」で2カ月連続ヤフートップ
1月17日の阪神・淡路大震災30年の節目には、関口がヤフーニュースに2本の記事を出稿。そのうちの1本はヤフトピのトップに掲出されました。先月の能登の給水ボランティアについての記事に続き、2カ月連続の快挙となりました。
阪神・淡路大震災から30年、住宅の耐震化はどこまで進んだか #専門家のまとめ(Yahoo!ニュース エキスパート 2025年1月17日・関口威人)
もう一本は少しひねった角度からですが、ぜひ読んでいただきたい記事です。
震災の“語りの型”にはまらない言葉並ぶ「阪神・淡路大震災から30年目の手記」公開の意義(Yahoo!ニュース エキスパート 2025年1月16日・関口威人)
メディアを取り巻く環境がますます厳しくなる中、特に地方で個人の独立した活動を継続するには多くの皆さんからの直接的なご支援が欠かせません。
お願いばかりですみませんが、よろしければぜひサポートメンバーとなってご支援ください。どうぞよろしくお願いいたします。
代表理事・関口威人(ジャーナリスト)
理事・川柳まさ裕(カメラマン、スタジオアージェント、羽島市議会議員)
理事・三浦マリ(スタジオアージェント)
supported by 図書出版 風媒社
supported by CRN(中部異業種間リサイクルネットワーク協議会)
supported by 株式会社ファーストクリエイト
すでに登録済みの方は こちら