広沢市長倒れる/愛西市議は当選無効/8月23日に総会【なメール2025年7月号】
◎「カメラを止めるな!」状態で生配信
なメ研としてヤフー向けの会見中継を始めて早6年になります。ここ半年ほどは関口がカメラを、元メーテレの中村幸徳さんが音声(ミキサー)を担当して名古屋市長会見の生配信をしてきました。
6月30日、いつものように午前10時半から生配信を始めたところ、1時間ほどして広沢一郎市長が顔を真っ白にしてふらつき始めました。その後、演台に突っ伏すようにして倒れ込み、意識はあったものの、救急隊の介抱を受けて救急車で病院に運ばれていきました。
私も正直、慌てましたが、ここでカメラを止めてはいけないと、一部始終を生配信しました。その後、ヤフー側の判断で配信後の映像からは該当部分をカットした上で、動画付き記事が配信されました。
この対応は賛否両論あるかと思いますが、この時代に変にカットしても憶測を呼ぶだけなので、ありのままを出した方がいい、ただしちゃんと説明付きでという判断です。
幸い広沢市長の症状は軽く、翌日には公務に復帰しました。市立小教員による盗撮事件やアジア大会のボランティア無断登録問題など、次々と表に出る不祥事への対応と異常な暑さなどで、心身ともに極限状態になっていたのでしょう。皆さんも体調管理にはくれぐれもお気を付けください。
また、会見ではないですが、参院選(7月3日公示、20日投開票)愛知選挙区の立候補予定者公開討論会を夏目健司カメラマンと一緒に公示前に生配信しました。
主催の名古屋青年会議所から、「今回はヤフーさん一本で」と独占配信を任されました。ただ、自公民などのいわゆる主要政党の候補は声をかけたにもかかわらず出席がかなわず、少数政党の4候補のみに。それでも3万回以上の再生数となっています。
◎人口6万人の街の異常事態をスクープ
これらの中継の前には、愛知県愛西市議の当選無効というニュースを関口がどのメディアよりも早く独自記事として報じていました。
個人的に何かと縁のある愛西市のネタで、1カ月以上前からつかんで取材を進めていました。しかし、選管発表は基本的に既存メディア向けに出すとのことで、特ダネにできるとは思っていませんでした。
ところが、いろいろあって結局、発表前に原稿を完成させられ、発表とほぼ同時にリリースする形に。中身も次点候補の疑惑や総務省などにも取材した全国の事例など、まさに他社が追い付けない内容になったと自負しています。ページビューも市の人口を軽く超えるほどになりました。
ちょうど亀松太郎さん主宰の「あメ研」でハイパーローカルメディアの役割について議論したこともあり、この方向で間違ってはいないと思いをあらたにしたところです。
◎今夜の「新プロジェクトX」にご注目
ちょっと変わったお知らせになりますが、今夜(5日)20時からのNHK「新プロジェクトX」に、中日新聞社が取り組んだ冤罪事件報道のドキュメントが放送されます。
基となった取材活動は風媒社から『冤罪をほどく』という書籍として発行されています。また、取材をとりまとめた中日新聞元編集委員の秦融さんには、本ニュースレターで連載もしてもらっていました。
一部は無料公開中ですので、よろしければお試しにご覧ください。
◎総会は8月23日17時半から、交流会には能登復興酒を
こんな活動を含めて、おかげさまで法人として7年目の事業を終えることができました。
つきましては、第7回総会を8月23日(土)に開催いたします。
場所は “いつものスタジオ” レンタルスペースALBE名駅フリースペース。
17時半から約1時間ほど総会で決算報告などをした後、その場で交流会に入ります。
能登の復興日本酒「能州」や能登ワイン(もちろんソフトドリンクもご用意)、能登のつまみなどを味わいながら、会員の皆さん同士で交流を楽しんでいただければと思います。会費は無料です。
ご案内は開催1週間前までにしますので、非会員で参加ご希望の方は、それまでにこのニュースレターのサポートメンバー登録をお済ませください。
遠方の方にはすみませんが、今回はリアル限定とさせていただきます。オンライン企画は別途、考えていきます。
皆さんのご支援を受けながら、8年目も地域に貢献できるような事業を続けていきたいと思っております。
なにとぞよろしくお願い申し上げます。
代表理事・関口威人(ジャーナリスト)
理事・川柳まさ裕(カメラマン、スタジオアージェント、羽島市議会議員)
理事・三浦マリ(スタジオアージェント)
supported by 図書出版 風媒社
supported by CRN(中部異業種間リサイクルネットワーク協議会)
supported by 株式会社ファーストクリエイト
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