岐阜新聞「ホームレス」取材班の講演案内/「アリーナの光と影」連載スタート【なメール2025年6月・第2号】
◎「ささしまサポートセンター」が市民フォーラム
名古屋市で長年、生活困窮者支援を続けるNPO法人「ささしまサポートセンター」が6月22日(日)午後3時から、「メディアが見たささしまサポートセンター」と題した市民フォーラムを開催します。
講師は、岐阜新聞で大きな反響を呼んでいる連載「ホームレスは、どこへ行った―岐阜の現場から―」を担当している報道部記者の山田俊介さんと坂井萌香さん。今年1月、なメ研が配信を担当した「報道実務家フォーラム in 名古屋2025」でも登壇されたお2人です。
実は、同法人にはなメ研プロ会員でニュースレターの連載もしている石黒好美さんが事務局スタッフとして所属しています。以下、石黒さんからの趣旨説明です。
ホームレス支援の活動においては、生活に困窮している人への直接的な支援に加えて、貧困や社会保障に関する問題を広く訴えていくことも重要と考えています。ことさらに「かわいそうな人」としてでもなく、差別意識を助長するような表現でもなく、どのように日々の活動や活動を通して出会う人たちが抱えている生きづらさを伝えていくのかについて、日々私もささしまサポートセンターとしても試行錯誤しています。
そんな中、山田記者と坂井記者は炊き出し会場などさまざまな現場に何カ月もの間、毎週のように足を運び、自らの戸惑いや葛藤ごと記事にされました。その真摯な姿勢が高く評価され、2024年度の「貧困ジャーナリズム賞」を受賞されています。
今回のフォーラムでは「貧困」を伝えることの難しさと、その意義や「おもしろさ」の両方を共に考え、ざっくばらんに語り合う機会としたいと思います。ジャーナリストやカメラマン、ライター、編集者の皆さんはもちろんのこと、NPOや企業の広報担当の方、その他の方など、どなたでもぜひおこしくださいませ!
●2025年度さささしまサポートセンター市民フォーラム
日時 6月22日(日)15:00~16:30(14:45頃から受付開始)
場所 ソレイユプラザなごや(名古屋市中区栄1-23-13 伏見ライフプラザ12階)
参加費 ささしまサポートセンターの正会員・賛助会員は無料(当日入会でもOK)
それ以外の方は1000円(当日、会場で支払いを)
定員 50名(先着順)
参加申込方法 下記のフォームから6月20日までに申し込みを。
◎「アリーナ」連載初回は東洋経済オンラインと本誌で
IGアリーナ(愛知県新体育館)をはじめ、関口がこだわるアリーナ建設の問題を現地取材で掘り下げる連載「アリーナ建設ラッシュの光と影」が東洋経済オンラインで始まりました。
初回は、8年以上の迷走の末に来月、住民投票が予定されている愛知県豊橋市の新アリーナ計画について。国・県・市と経済界の思惑が渦巻き「住民不在」となった構図を、これまでにない角度から浮き彫りにしたつもりです。
文末には、昨年11月に当選した長坂尚登市長との “独占” 一問一答を収録(オンラインのみ)。有料会員限定となって恐縮ですが、ぜひ内外の方に読んでいただきたい内容です。
同内容は6月16日発売の『週刊東洋経済』にも、特集「喰われる自治体」の一記事として掲載されます。書店でお手に取っていただければ幸いです。
これを皮切りに、全国各地のアリーナ問題の連載をオンラインで始めます。次回は「京都アリーナ」、その次は「岡山アリーナ」などを今月中に順次配信予定です。ぜひ東洋経済オンラインをチェックしてみてください。
◎“写真泥棒” 被害者仲間に独占インタビュー!?
昨日14日には、フードライター兼カメラマン・永谷正樹さんの連載第13回をサポートメンバー限定で配信しました。
同じように写真をよく無断使用されているという「名古屋グルメ探偵 アスカイ」さんに、永谷さんが自ら取材をして、その被害の深刻さと解決の難しさを共有しています。貴重な内容、こちらもぜひ全文ご覧ください。
以上、臨時の日曜版となり恐縮ですが、よろしくお願いいたします!
代表理事・関口威人(ジャーナリスト)
理事・川柳まさ裕(カメラマン、スタジオアージェント、羽島市議会議員)
理事・三浦マリ(スタジオアージェント)
supported by 図書出版 風媒社
supported by CRN(中部異業種間リサイクルネットワーク協議会)
supported by 株式会社ファーストクリエイト
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