初挑戦! ポッドキャストで『災害とデマ』について語りました【なメール2025年5月号】
◎「あメ研」の音声番組に出演
先月、フリー記者/編集者の亀松太郎さんが主宰する「あしたメディア研究会」との連携をお知らせしました。さっそく4月24日に開かれたオンラインセミナー「【第3回】ニュース砂漠に立ち向かう『ローカルメディアの成功例』米国で話題の書籍から学ぶ」には、なメ研メンバーも参加させてもらい、日米のローカルメディアの相違や今後について活発に意見交換ができました。
そして今月に入って昨日2日、「あメ研」のポッドキャスト番組「メディアびとブックトーク」に関口が出演いたしました。
「あしたメディア研究会にゆかりのあるメディア関係者がイチオシの本を紹介しながら、その本の魅力や自身の活動について語る」この番組。
関口が取り上げたのはジャーナリスト・堀潤さんの著書『災害とデマ』(インターナショナル新書)です。
◎堀潤さんの著書から受けた刺激
言わずと知れた元NHK記者の堀さんは、能登半島地震をはじめとした災害現場にいち早く駆け付け、映像やSNSを駆使して被災地の様子を発信されます。
関口の動きとも非常によくかぶるのですが、実は今まで直接お会いしたことはありません。しかし、同じような現場を取材しているからこそ、その行動力やメッセージには常に刺激を受け、リスペクトしていました。
そんな堀さんの活動の集大成ともいえるこの一冊からは、ストレートなタイトルには収まりきらない、世界的なフェイクニュースの危険性やそれに対峙する市民ジャーナリズムの可能性など、幅広く深いテーマが浮かび上がります。そこから受けたさらなる刺激や実践のヒントなどについて、率直にお話ししました。
話下手には自信があるので(汗)お聴き苦しくて恐縮ですが、亀松さんの巧みなナビゲートと編集で約17分間のトークにまとめられています。
実際の収録(それぞれの自宅を結んで)は1時間ほどで、裏トークを含めたテキスト版は後日、あメ研・なメ研それぞれのサポートメンバー限定記事として配信予定です。
番組にはこれまで既に4人の「メディアびと」が出演されており、以下からお聴きになれます。
各テキスト版やその他のコンテンツをご覧になりたい方は、あメ研ニュースレターへの登録もぜひご検討ください。
「メディアびとブックトーク」バックナンバー
◎「3者3様」のオリジナルコンテンツ
なメ研のオリジナルコンテンツも、3人のメンバーによってそれぞれに充実してきています。
フードカメラマン兼ライター・永谷正樹さんの連載は新章へ。“写真泥棒” の非常識さにはあきれるばかりですが、泣き寝入りせず、声を上げ続けることが大事だと思わされます。
ライター/社会福祉士の石黒好美さんの記事はいつもと少し毛色が違い、今夏にも最高裁判決が出るという生活保護裁判、通称「いのちのとりで裁判」についての解説となっています。こちらも声を上げ続けなければならないテーマです。
そして関口は、大地震から1カ月以上が経ったミャンマーの震源地の村を16年前に訪れていた経験について書いています。現地からの報告を聞くと、軍の圧政はよりひどくなって被災者を困窮させているようです。少しでも支援や理解の参考にしていただければ幸いです。
以上、激動する国際情勢の中、名古屋は比較的穏やかといえますのでGWに羽を伸ばしつつ、いろいろ “仕込み” もしています。連休明け早々にその成果をお伝えできるかもしれません。
今後ともご支援賜りますよう、よろしくお願いいたします。
代表理事・関口威人(ジャーナリスト)
理事・川柳まさ裕(カメラマン、スタジオアージェント、羽島市議会議員)
理事・三浦マリ(スタジオアージェント)
supported by 図書出版 風媒社
supported by CRN(中部異業種間リサイクルネットワーク協議会)
supported by 株式会社ファーストクリエイト
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