関口威人のDoローカルニュース解説 ④愛知・豊橋の新アリーナ問題ってDoなってるの?

 名古屋エリアのDo (ド) ローカルなニュースを詳しく、分かりやすく解説するシリーズです。
なごやメディア研究会 2025.03.29
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 大量に情報が流通するネット社会の中で、埋もれがちなローカル情報の数々。それらを地元ジャーナリストの視点で掘り起こし、責任を持って詳しく、分かりやすくまとめて解説します。

 リコール署名偽造事件を取り上げた3回目以来、久々となる4回目のテーマは愛知県豊橋市の新アリーナ問題について。昨年11月、新アリーナ計画中止を掲げる長坂尚登市長が当選し、契約解除などを巡って市議会をはじめ市内外で議論が巻き起こっています。

 そもそもどんな計画なのか、何が問題となっているのか、さらに筆者が追及してきた愛知県のアリーナ(IGアリーナ)との関係性や全国各地のアリーナ計画の問題を含めてまとめてみます。

 ※この記事には、なメ研の仕組みを使った取材で得た独自情報が多く含まれます。サポートメンバー登録(月額480円、年間5760円)していただければ、広告や大組織に頼らない個人の自由な取材活動の支援となり、大変ありがたく存じます。本記事は随時、新しく正確な情報を追加・更新していきます。皆さんがお持ちの情報もぜひお寄せください。(事務局:office@nameken.jpn.org)

   目 次

 ・そもそもどんな計画なのか

 ・230億円で公園半分を整備

 ・アベノミクスの時代に評価

 ・前市長の “変節” で混迷深まる【2025/3/31追記あり】

 ・愛知県のIGアリーナとの関係

 ・運営権対価「ゼロ」の意味

 ・「アリーナ問題」は全国に

新アリーナ計画のために解体が始まった豊橋公園内の野球場。契約解除を目指す長坂市政となって工事はいったん中断されている=2025年3月9日、筆者撮影

新アリーナ計画のために解体が始まった豊橋公園内の野球場。契約解除を目指す長坂市政となって工事はいったん中断されている=2025年3月9日、筆者撮影

そもそもどんな計画なのか

 豊橋市の新アリーナの計画地は、市中心部の豊橋公園です。市役所に隣接し、吉田城本丸跡などを含む22万㎡の敷地に美術博物館や野球場、陸上競技場、武道館などが点在しています。

 その東側エリアの老朽化が進むスポーツ施設を集約し、一体的に整備しようというのが今回の計画。事業の正式名称は「多目的屋内施設及び豊橋公園東側エリア整備・運営事業」で、アリーナも本来は「多目的屋内施設」の一部です。

 詳しくは、推進派の市議らが制作したウェブサイトの画像(3月に開催された市民説明会ではチラシとして印刷・配布)をご覧ください。

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