台風10号土砂崩れの謎・能登復興ボランティアの闇【なメール2024年9月号】
◎Yahoo!トップや週刊誌のスクープ記事に
連日の猛暑から始まり「臨時情報」が出て、台風が迷走した8月が終わりました。台風10号は上陸前から愛知県に大雨を降らせ、蒲郡市で土砂崩れが発生。生き埋めになった家族3人がお亡くなりになる災害となったため、私(関口)も現場を確認しに行った上で以下のような記事をまとめました。
台風10号、まだ離れている地域で備えておきたいこと #専門家のまとめ(Yahoo!ニュース エキスパート 2024年8月29日・関口威人)
その日の午後にYahoo!ニュースのトップに掲載され、私が「個人」で出した記事の中でも最も多くの方に読んでいただけました。
この現場には「なメ研」の取材費補助の仕組みを使って行かせてもらいました。後日、専門家も調査に入りましたが、時間をかけて調べなければならないメカニズムだそうです。私も引き続き注目していきたいと思います。
一方、以下は署名こそありませんが、私が『週刊現代』編集部と一緒に取材・執筆した独自記事です。
能登で復興ボランティアに携わっていたNPOの代表(当時)が、被災地で女性ボランティアを誘って同意のないままラブホテルに入っていたという呆れたトラブル。代表と被害者双方の話をよく聞いた上で、七尾まで行って現場のラブホテルや警察署を回って裏を取り、刑事事件としては取り扱われないものの「なかったことにはできない」と判断して記事化に至りました。
こちらは紙の誌面が優先で、取材費は編集部持ちなので「なメ研」のお金は使いませんでした。しかし、情報の端緒をつかめたのは、これまで「なメ研」の仕組みを使って他のメンバーとも一緒にコツコツと能登に通っていたからです。その意味でまた皆さんのおかげであり、この場を借りて御礼申し上げます。
◎第6回総会、特別対談企画も無事終了
台風発生前の8月24日には、法人として6回目の総会を開催できました。
能登取材を含む1年間のすべての取材補助経費を1円も漏らさずご報告した上で、これまでの1人年間4万円の補助上限を、5万円に引き上げる規定変更案などをご了承いただきました。変更後の規定は以下でご覧いただけます。
「1人年間5万円」の補助はプロ(メディア)会員なら誰でも受けることができます。一方で、皆さんからいただく会費をこれまで以上に大事に扱い、最大限の透明性を確保して運用していく所存ですので、ご理解、ご支援よろしくお願いいたします。
続く特別対談企画「名古屋城論争の落とし穴」も無事終了いたしました。
元NHK解説主幹でジャーナリストの毛利和雄さんが、歴史ライターの水野誠志朗さんとともに混迷する名古屋城天守閣木造復元問題の本質を鋭くバッサリ。質疑応答やその後の(非公式)懇親会も含めて熱い議論が展開されました。
名古屋城の天守閣木造復元について語る歴史ライターの水野誠志朗さん(左)とジャーナリストの毛利和雄さん(右)
対談の様子は以下からどなたでもご覧いただけます。
また、総会の様子を含めた過去の全動画は以下の会員専用ページから視聴できるようになっています。専用ページのパスワードは有料会員向けにお伝えしてきていますが、更新の時期になりますので、次回の有料メールで新しいパスワードをお伝えいたします。
というわけで、相変わらず細々とした活動ではありますが、皆さんとともに7年目の事業を進めて参りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
代表理事・関口威人(ジャーナリスト)
理事・川柳まさ裕(カメラマン、スタジオアージェント、羽島市議会議員)
理事・三浦マリ(スタジオアージェント)
supported by 図書出版 風媒社
supported by CRN(中部異業種間リサイクルネットワーク協議会)
supported by 株式会社ファーストクリエイト
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