8月24日に総会&特別対談企画「名古屋城論争の落とし穴」【なメール2024年8月号】
◎元NHK解説主幹・毛利和雄さんの著書出版記念
なごやメディア研究会(なメ研)は2018年の法人化以来6回目の通常総会を8月24日(土)に名古屋市内で開催いたします。
17時からの総会は会員限定ですが、続く18時半から、どなたでも参加できる「名古屋城論争の落とし穴」と題した特別対談企画を催します。
メインスピーカーは元NHK解説主幹でジャーナリストの毛利和雄さん。NHKで文化財報道に長年携わり、退職後は広島に住んでいましたが、「名古屋城天守木造復元事業のゆくえを見きわめよう」と2年ほど前に名古屋に移住。名古屋城と各地の城郭の復元・修復事業を比較して、このたび『名古屋城・天守木造復元の落とし穴』(新泉社)という本にまとめました。(当日、割引販売あり)
その本の内容を、生粋の名古屋人である歴史ライター・水野誠志朗さんがひもときながら対談します。お城の問題にとどまらず、名古屋市政や来年の市長選に向けた課題が浮き彫りになるはず。ぜひ皆さんお誘い合わせの上、ご来場ください。会場の詳細などは後段に記します。
◎「リニア」を問う例会も好評のうちに終了
7月25日に開催した9カ月ぶりの例会も無事、終了しました。
初めて会場として使わせてもらった名古屋市市民活動推進センターで、岐阜のジャーナリスト・井澤宏明さんが「どうなる!? リニア 水枯れの現場から」と題して講演。井戸やため池が枯れた現地の実態を動画を交えて報告し、JR東海や国、自治体の対応を問いました。
参加者からは情報公開や報道対応への疑問のほか、専門家の意見の反映についても、この問題に限らず最近どうなっているのかという指摘が。共催のCRN(中部異業種間リサイクルネットワーク協議会)の会員を交えて活発な意見交換ができました。講師の井澤さん、参加者の皆さん、ありがとうございました。
当日の録画は会員専用ページからもご覧いただけます。
水枯れの現場取材を交えてリニア計画の問題点を指摘する井澤宏明さん=7月25日、名古屋市市民活動推進センターで
◎会員のコンテンツ(ダイジェスト)
なメ研は会員の取材・報道活動に対する資金的支援や新しいメディアとの協業などによって、地域の豊かな情報発信や言論の多様性、知る権利の確保に資することを目標にしています。今回は最新の能登取材記事と、サポートメンバー向け記事を合わせてご紹介します。
「ようやく仮設のできた街」に帰ってきた3人と1匹の家族 能登町・松波地区 地震から半年の日常(Yahoo!ニュース エキスパート 2024年7月18日・関口威人)
※皆さんのおかげで継続的に取材ができている能登半島地震の被災地。能登町・松波地区にもようやく仮設住宅ができ、入居した家族にこの半年を振り返ってもらいました。写真撮影は、伊勢から同行してもらった加藤直人カメラマン。他に珠洲市の狼煙(のろし)地区との縁もできましたので、復興の様子をさらに継続取材していきます。
※7月のサポートメンバー向け記事2本。前回、大反響を呼んだ「コミュニティ財団」の不正を追う石黒好美さんの連載と「写真泥棒」との戦いの日々を綴る永谷正樹さんの連載。力作と怪作、ぜひご覧ください。
以下、総会&特別対談企画の詳細です。