もう我慢ならん! 裁判沙汰にまでなった独立後最大の金銭トラブル・関口威人の「フリー日和 (⌒∇⌒)□」その16
15年前の経験をぶっちゃけます。
なごやメディア研究会
2024.05.11
サポートメンバー限定
フリーランスをしていると、いろいろなトラブルに直面します。
特にお金にまつわる問題は、フリーならそれぞれに苦い思い出やエピソードがあるでしょう。
今回は、もう15年ほど前になりますが、裁判沙汰にまで発展した僕の独立以来最大(といっても「少額」ですが)の金銭トラブルについて、教訓を交えて記しておきたいと思います。
名古屋で立ち上がった環境系メディアと契約
2008年に文筆業として独立した僕ですが、おかげさまで最初からそれなりに仕事はもらえました。
その一つが当時、名古屋で立ち上がったばかりの環境系のネットメディアの仕事。
2005年に愛知県で開かれた愛知万博(愛・地球博)の市民放送局の流れを受け、2010年に名古屋開催が決まった国連の生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)に向けて名古屋ローカルの環境情報を発信しようと、新たな株式会社が作られていました。
社長は僕の古巣の元記者(現役時代はまったく接点がありませんでしたが)で、副代表として名古屋のローカルテレビのディレクターだったという人物もおり、僕はちょうどフリーになる決断をしていたときに引き合わせてもらい、「ぜひ編集長になって」と誘われました。
そうして古巣を退社したのと同時に、そのサイトの編集長となりました。報酬は月10万円という契約。でも、結果的にそれをほとんど払ってもらえませんでした。