「あメ研」と連携/「名もなき池」の真実は/能登もミャンマーも【なメール2025年4月号】

 いろいろご報告できることがあってうれしい新年度です。
なごやメディア研究会 2025.04.05
誰でも

◎今月24日の「あメ研」セミナーに無料招待

 なメ研で何度もお話をしていただき、常に参考になる情報発信を続けられているフリー記者/編集者の亀松太郎さんは2019年から「あしたメディア研究会」を立ち上げ、月1回のオンラインセミナーなどを開いています。

 今年度から、その「あメ研」と「なメ研」との連携をより深めていくことになりました。

 まずは今月24日(木)夜9時から開かれるオンラインセミナー「【第3回】ニュース砂漠に立ち向かう『ローカルメディアの成功例』米国で話題の書籍から学ぶ」に、なメ研会員(サポートメンバー)を3人まで無料招待してもらえます。

 これはアメリカで発行された書籍『What Works in Community News(地域ニュースで何が成功しているか)』を読み解き、ローカルメディアの最新動向や成功例を学ぶ連続セミナーで、私・関口も初回から聴講させてもらっています。日本と共通する課題が多く、興味深い話ばかりです。

 今月は既に3回目となりますが、どこを切っても面白いので、途中からでも大丈夫なはずです。

 参加ご希望の方は、前日(23日)正午までに事務局へメール(office@nameken.jpn.org)をください。先着順で受け付け、該当者には当日のZoomURLなどをお伝えします。

 3人のうち1人は既に私が手を挙げています\(^ ^) ので実際は2人の枠となりますが、もし私が参加できなくなったら次点の方にお譲りします。もちろん、上記Peatixから個別に申し込まれても(その場合は非会員1200円)、あメ研のサポートメンバー(月980円)となって参加されても結構です。

 今後は「あメ研・なメ研共同開催」セミナーも企画していこうという話もしていますので、どうぞお楽しみに!

◎「Doローカルニュース」から見える問題

 我々の最新の動きとしては昨日4日、名古屋市内で開かれた下のような会見を関口と丸山武久カメラマンとで生中継しました。

  岐阜県関市のご当地映画を巡るトラブルですが、根本には関係者間の認識のすれ違いと曖昧な口約束が亀裂を広げたという、どんな現場でも起こり得る問題がありそうです。

 情報があふれるネット社会だけれど、どうなっているか分からない。そんな地域の話題をDo(ド)ローカルニュースと名付けて解説するシリーズ、久々の最新作は愛知・豊橋の新アリーナを巡る問題を取り上げました。

 アベノミクスやIGアリーナとの関係など、かなり独自の視点と情報を盛り込んでいます。よろしければぜひ全文ご覧ください。今後、「アリーナ問題」に悩む他の地域の取材にも入り、一般媒体でも執筆する予定です。

◎久々の能登、ミャンマーにもつながり

 継続的に取材・支援をしている能登には3月中旬、久しぶりに関口と加藤直人カメラマンとで入りました。

 穴水町の支援拠点「ボラまち亭」では、まだまだ水も必要だそうですが、今回はお茶会などで利用者に提供する「カフェセット」が入り用とのことで、名古屋からコーヒースティックやクリーム、つまみなど一式を、なメ研でお預かりした寄付金で購入してお届けしました。

穴水町の支援拠点「ボラまち亭」で手渡したカフェセット。右は拠点を運営する名古屋のNPO法人レスキューストックヤード事務局長の浜田ゆうさん。左は誰? 実はアシスタントとして同行した関口家長男です=3月16日、加藤直人カメラマン撮影

穴水町の支援拠点「ボラまち亭」で手渡したカフェセット。右は拠点を運営する名古屋のNPO法人レスキューストックヤード事務局長の浜田ゆうさん。左は誰? 実はアシスタントとして同行した関口家長男です=3月16日、加藤直人カメラマン撮影

 この後、能登町や珠洲市、輪島市を2泊3日で回って取材。とりあえず以下の記事をヤフーニュースとして出しましたが、取材の成果は順次、形にしていくつもりです。

 3月28日にはミャンマー中部を震源とするM7.7の地震が発生しました。関口がエキスパートコメントでも即対応しておりますが、国情からなかなか正確な情報が入りにくいはずです。

 今回の震源地のマンダレーやザガインには、関口がもう16年前になりますが風媒社の仕事として入ったことがあります。現地で医療支援を続けるジャパンハートというNPOの創設者、吉岡秀人医師の著書『飛べない鳥たちへ』の編集協力の一環でした。

 その経緯は来週のサポートメンバー限定記事で書く予定です。まずは団体が寄付・支援の呼び掛けをしていますので、そちらもご検討ください。

◎昨年度のコンテンツ制作2題

 最後に昨年度、なメ研として請け負ったその他のコンテンツ作りをまとめてご報告します。

 一つは、3年目に入った「TOHOBIZNEX」の記事制作で、ライターの南由美子さんが計8本の記事を担当してくれました。

 東邦ガスのオウンドメディアではありますが、企業の宣伝ではなく、カーボンニュートラルについての世界や業界の動向を幅広くまとめてほしいという要望に応えています。

 非常に好評なため、今年度も引き続きオファーをいただける予定になっています。

 もう1つは、こちらも継続的にオファーをいただいている名古屋市の文化芸術支援組織「クリエイティブ・リンク・ナゴヤ」のコンテンツ作り。

 今年度は「名古屋の文化芸術を支える人たち」というテーマで、美術イベントのプロデューサーやディレクターなど5人へのインタビュー記事執筆を関口とライターの石黒好美さんとで分担しました。

 正直、納期が差し迫っていて厳しい条件下でしたが、綿密なスケジュール調整を繰り返して年度内に仕上げることができました。

 今後も名古屋での確実、堅実な取材・コンテンツ作りのニーズに応えていきたいと思っています。そうしたニーズがありましたらぜひご相談、ご紹介ください。

 というわけでいつもより長くなり恐縮ですが、今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

 代表理事・関口威人(ジャーナリスト)

 理事・川柳まさ裕(カメラマン、スタジオアージェント、羽島市議会議員)

 理事・三浦マリ(スタジオアージェント)

 supported by 図書出版 風媒社

 📨 office@nameken.jpn.org

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